荷物で席取りする人が嫌いな理由

ひとことで言うと、

他人の善意の上にあぐらをかくような図々しさ

よくあるのは

  • ファストフード店やカフェなど、先にオーダーするタイプの店で、注文前に荷物をおいて席を取る人
  • 図書館とかで席を立つときに荷物を置いていく人

特に嫌いなのは

  • 新幹線の乗車待ちの列に荷物だけ置いておいて、自分はベンチに座ってる人
  • ノートとかで席を取っている(つもりになっている)人

とか。

こういう人たちが嫌いなので、混雑している場合には遠慮なく荷物をどかして席に着きます。

※ 他に空いている席があればそちらを使いますし、2人掛けの席に1人座っていて、もう1人のために席を取っているような場合は諦めます。別に喧嘩を売って歩いているわけではないので。


なぜ嫌いかというと、冒頭のとおり、「他人の善意の上にあぐらをかいているから」。

椅子(もしくは机)に荷物が置いてある。持ち主は近くにいない。

こんなことで席が確保できるというのは、ひとえに周囲の人の想像力と善意の賜物なわけです。

忘れ物かもしれないしゴミかもしれないものを「ああこれは誰かが意図的に置いたもので、自分が確保した席であることを示しているんだな」と考える想像力と、「だからそのまま置いておいて、自分は他の席を探そう」という善意が前提になっているわけです。なんの義理もない、見知らぬ他人にそれを要求している時点ですでに好きにはなれない。

さらに、確保した(つもりの)席を私のような他人に占められた人が、おとなしく別の席を探すということはまずなくて、舌打ちしてみたり、聞こえよがしに文句を言ってみたり、直接暴言を投げかけてきたりするわけです。

見知らぬ他人に対して「席を空けておいてくれてありがとう」という発想はあっても、席を空けておいてくれなかったから非難するという発想は本当に理解に苦しみます。

それでも、「席を確保せずに注文した結果、座る席がなくて困る」という事態を避けたい気持ちはよくわかります。


冒頭に挙げた2つのタイプが特に嫌いな理由

ただし、冒頭に挙げた2つのタイプ

  • 新幹線の乗車待ちの列に荷物だけ置いておいて、自分はベンチに座ってる人
  • ノートとかで席を取っている(つもりになっている)人

は本当にどうしようもないです。

前者の場合は、荷物から離れる理由は「座っていたいけど順番も確保しておきたい」という横着極まりないものでしかなく、後者の場合は「ゴミや忘れ物と間違えるほどに無価値なもの」を席取りの印と考える、より高等な想像力と善意を要求しているから。


席取り云々以前に、平気で荷物を放置しておける脳天気さが嫌いという側面もないでもない。

いっそのこと、「予約席(Reserved)」と書いたプレートでも持ち運んで使えばいいのに、と思ってしまう。

こういうの